浦和戦振り返り

飲めない私は、落ち込んだ時は食べるしかありません。お家でたらふく食べた後、気付けば、夜中。そのまま眠ってしまいましたよ、はい。

昨日の浦和戦に負け、開幕2連敗。私が東京の試合を観るようになってからは、2004年セカンドステージの開幕が2連敗だったような気がします。3戦目が東京ダービーで、雨の国立で、終了間際の梶山のミドルで勝った試合でした。今回も3戦目で勝利を掴めるのか。なかなか容易ではないと思います。





《チーム全体での守備意識》

なんと言っても、チーム全体での守備ができてない。選手個々でいうと、モニはそれなりのパフォーマンスを見せ、平松は2戦目にして、J1で通用しうる可能性を提示してくれています。
しっかし、
・DFラインの前の広大なスペースを埋めきれない
・簡単にDFラインの裏にパスを通される
・相手ゴール前で”こねこね”⇒詰まって、取られて、カウンター
というように、チーム全体での守備について、共通理解ができていないように感じます。
DFラインの前のスペースを埋めるには、DFラインを上げろとの意見もありますが、権田もそこまでの安定感は見せられないので、ラインを上げきれないDFの気持ちも分かります。(何せ、昨日の権田は、飛び出しの面で圧倒的に不安定でしたし。)
要は、そうした場面で、チームとしてどう対処していくか、解を見出せていないことが問題かと。
それは、ボランチの位置取りにも表れていると思います。梶山なり、今野なりが上記のスペースを埋めなければ、ならないはず。しかし、そこには2人はいません。昨シーズンは、3ボランチを敷くことで、その解決を図りましたが、あくまで2ボランチで行くのであれば、特に今野は確実にそのスペースを埋めるべきです。ただ、今野のパーソナリティを考えた時に、難しい役割ではあります。そこは浅利がベストチョイスでしょうか。あれ、ブルーノは?



カボレ、梶山頼みの攻撃》

昨日のカボレも、本調子ではなかったでしょう。何より走れていません。ボールを受けて突破する場面も少なく、下手にボールを持ちすぎて、取られてカウンターを喰らう場面がしばしば。そのうちの一つが2失点目に繋がるわけですが・・・。
そうはいっても。やはりカボレなんでしょうね。東京の唯一の得点シーンは、カボレの存在あってこその坪井のオウンゴールでしょうから。FWはカボレのコンディション待ちをするしかないと思います。現時点、カボレの調子が上がらない部分は、近藤なり、赤嶺なり、平山なりで埋めるしかない。もっともっと前からプレスに行かないと。そう考えると、鈴木達也か石川をFW起用するのも効果的な手かと。


で、より深刻なのが中盤の構成。昨年同様、パスを出せる選手が梶山だけなんですよね。昨日の鈴木達也、羽生はボールを受け、仕掛ける選手。あと1人は、パスを出せる選手が欲しい。しかし、スタメンではいないのが実情。だから梶山にボールが集まる。でもフォローが少なく、梶山だって完全な選手ではないのでミスもある。それもあって、梶山の粗が目立ってしまう結果に。ちょいと可哀想な展開です。
城福さんもそれが分かっていて梶山をトップ下にしだんだろうと。梶山は、ゲームを作れる選手ではあるが、ゴールを演出する選手で無いと(私は)思っています。彼がゴール近くでプレーすれば、他の選手が得点に至るまでの道のりが短くなる。=決定機が増える。
でも、そのやり方を崩してしまった。(梶山をボランチに戻した。)そうなると、ゴール前でもうアクセント加える必要がでてきます。浦和のポンテがまさにそういった選手だと思いますが、東京には大竹くらいしか思いつきません。その大竹に全てを託すのも、また時期尚早。昨年の終盤戦は、サイドアタックにより、そのアクセントを補えていたのだと思います。しかし、浦和戦では、ただただボールを繋ぐだけで、全く効果無し。選手たちもどうしてよいか分からないといった感じ。こりゃ深刻です。


次節の山形戦で、どういった組合せで挑むのか。思い切って、昨年までのツリー型に戻すのか。開幕前のアプローチを全否定することになりますが、”今出来ることをする”という考えであれば、効果的でしょうか。




《モニ、石川、今野、梶山》

チーム在籍年数、置かれている立場からすると、彼らがチームを引っ張らなければいけないはず。精神論はあまり言いたくありませんが、自分だけが頑張ればよい時期は、とっくに卒業しています。チームを引っ張っていくだけのキャプテンシーに期待したいところです。