JリーグDIVISION1第18節 FC東京 VS 鹿島アントラーズ(1-1)

ポジション入替えて、交代選手も活躍して、終盤に追いついた結果は素直に評価したいと思います。
ただ、今野のボランチ起用を継続することには反対です。
今野センターバックこそ、昨年から続く東京のアイデンティティの一つです。
DFラインとボランチのパス交換からリズムを作り出す。
森重、ヨングンに高橋といったDFを獲得したことも、志向するサッカーの完成と補完を目指す為のはず。


今野を上げるのは、あくまで得点が欲しい時のオプションでしょう。
今野に期待されるのは、その決定力でゴールを奪うこと。
本来であれば、トップ下にスライドさせたいのでしょうが、今の東京では、3バックを構成するDFとボランチの両方で人材を欠く為、仕方なくボランチで使っているのではないでしょうか。
そんな考えがありまして、昨日の引き分けは嬉しいですけれど、このサッカーでよいのかを思うと、スッキリしない気分です。


万が一、スタートから今野をボランチで起用するようであれば、今の東京は崩れてしまうのではないか?と思っています。昨年中盤以降、築き上げてきたサッカーを自ら否定する行為ですよ。
こんな時だからこそ、今野をセンターバックに置きながら、いかにゴールを奪うかを考えた方がよいのではないかと。
狭い場所でもパスを出せる大竹と、緊張感はないものの1人でもしかけられるリカルジーニョを最初から使ってほしい。この2人は大黒との相性が良さそうですから。
結局は、大黒にいかに点を獲らせるかということに集約されると思うんですけどね〜。