Jリーグの再開について考えてみました。

以下は、私個人のいい加減な推測と妄想によるものです。悪しからず。


結論から言いますと、「夏以降に、東京電力管轄地域以西のスタジアムで、1回戦総当りでのリーグ再開」です。
まず、東北・北関東のチームは(スタジアムの問題ではなく)すぐに試合を始められる状況ではないでしょう。
仮に、彼らが東北・北関東以外の地で練習を始めたとして、試合に臨める状態になるまでに、1〜3ヶ月ほどの期間が必要なのではないでしょうか。
そして、東北電力東京電力管轄地域では、電力供給量不足の状態であり、東京電力管轄地域内では実際に計画停電が実施されています。
この供給量不足は容易に解消されるものではなく、また夏に向けて、電力需要量が増えるのは明らかです。
となると、当面は、東北電力東京電力管轄地域での試合開催は不可能に近いでしょう。
そもそも東北・北関東のスタジアム自体が、今回の震災で大きな被害を被っており、試合を開催する場所の確保が難しいということもあります。


以上の点を踏まえると、開催場所は、東京電力管轄地域以西のスタジアムにするしかないのでは?、と思います。
また、リーグ再開時期が3ヵ月後になったとすると、2回戦総当りのリーグ戦を行うことも難しく、そもそもホーム&アウェイにならないため、1回戦総当りの変則的なレギュレーションもありではないかと思います。
これは関東のチーム・ファンはもちろんのこと、なんといっても東北・北関東のチーム・ファンにとっては好ましくないレギュレーションだと思います。
特にファンにとっては、スタジアムへ観戦に行くことが非常に難しいと思います。
ただ、それでも来るべき時期に、例え変則的ではあっても、リーグ戦を再開する価値はあると思うのです。
人々に、何からの力を与えることができるのではないかと思うのです。
それがTVの画面を通してであっても、ネットや新聞の情報であっても。


もちろん、私の妄想なんかを超えて、より通常のレギュレーションに近い形で、リーグ戦が再開された方がよいですし、私もそれを望んでいます。
しかし、それが難しいようであるならば、私の妄想のような変則的な形での再開も選択肢の一つではないか、とも思った次第です。


(追記)
この考えには、入場収入料をどうするのか(ホーム&アウェイではなくなるので)、そもそもの入場収入減をどうするのかが考慮されておらず、完全な片手落ちです。
ただ、これくらい変則的なレギュレーションもあり得ると思った次第です。
各チームの経営的には大打撃ですが、今年はJリーグからの支援も視野に入れて、耐える1年とするしかないのかと。


(3/21追記)
新聞報道で4/29,30にJリーグ再開で検討中との情報がありました。
私の妄想なんて話にならないくらい素早い動きで、Jリーグは動いているようです。
被災したチームの状況、東北電力東京電力管轄地域でのナイトゲーム実施不可、過密日程等、問題は山積みですが、試合がみたいですね。