僕らの日本代表

珍しく日本代表のエントリーを書いてみようと思います。
思い起こせば、昨日の試合は何かが違っていた。
入場を控えた選手たちの表情が見たこと無いくらいに引き締まっていた。
キャプテンマークを巻いた長谷部は実に堂々としており、本田は実にふてぶてしい雰囲気を醸し出していた。長友は貫禄を漂わせていた。
そして国歌斉唱。君が代
選手たちが肩を組んで歌っていた。見たことも無い光景。テレビの前で一緒に歌いながら涙目になってしまった。
彼等に何が起きたのだろう。ワールドカップの雰囲気がそうさせるのか?ただ、これまでの代表とは異なる雰囲気。自然と「僕らの代表だ!」と思うことができた。この瞬間を迎えるまでのチームづくりだとか、直前での選手入替や方針の大幅な変更はあった。でも、ここに至ってはやるしかないぜ!


試合の内容は覚えているようで、覚えていない。ただ、画面越しに彼等一人一人の熱が伝わってきた。
フィジカルではカメルーンに敵わない日本は、文字通り体を張って、力を合わせて、挑んでいった。
そして、本田の先制点。愚直に頑張る日本に、フットボールの神様が微笑んだ瞬間だ。なぜだかジョホールバルの岡野のゴールを思い出した。それくらいに興奮した。本田がベンチに走り出し、控えの選手たちが祝福する。僕らの代表も歓喜を爆発させた。
そこから試合の記憶はさらに曖昧になっていく。それに比例し、画面から伝わる熱はヒートアップしていく。カメルーンのシュートがバーを叩く、川島のファインセーブが飛び出す、全員が体を張ってシュートを防ぐ。足を止める者は誰もいない。


ロスタイム4分の後に、試合終了を告げるホイッスルが静かに吹かれた。歓喜の瞬間!
自分は、こんなにもフットボールが、こんなにも日本が好きだったのか! ワールドカップでの勝利はこんなにも嬉しいものだったのか!
日韓の時は、まだ夢の中の出来事だった。あの時は、色んな力に助けられた勝利だった。あの時の勝利自体は否定しないが、今回の勝利は別格だ!


そして少なくとも、後2試合は僕らの代表の戦いを見ることができる。願くば、その先も見たい! でも、何より嬉しいことは、僕らの想いをのせた日本代表を、僕らが世界に誇れることだ!
WE LOVE FOOTBOLL!
WE LOVE JAPAN!