J.LEAGUE DIVISION2 第14節 FC東京 VS 京都サンガFC(4-1)

ずーっと試合を見続けていると、たまにこういった試合に出くわすんですよね。
そんな試合でした。いやー、出来過ぎの試合でしたよ。
梶山と草民という生粋の「天才」が輝き過ぎるほど輝いていた試合だったと思います。
特に草民の出来は、もう異常。京都の中盤がユルユル、DFライン下がりまくりだったとはいえ、才能を見せつけてくれました。
こういった試合を現地で観戦できたことは、サポ冥利に尽きますよ、本当に。


ただ、「東京の進むべき方向性が決まった!」なんて言い切れない状態だとも思っています。
「天才」たちの調子が上がらないとどうしようもないので、今のサッカーをアベレージで考えるのは危険だと思いますし、
そもそも昨日の京都は、今の東京にとって相性が良過ぎましたよ。
攻撃では速攻でくる場面が少なく、丁寧にボールを繋いでくれるので、比較的守りやすかったはずですし。
(それでも1失点、かつ、たまにある速攻からの抜け出しは、権田がファインセーブしてくれましたから〜)
守備では、中盤での寄せが甘くて、東京は楽にボールを回せましたし、攻め込まれると、DFラインがずるずると下がっていく。
他チームのことながら、「大丈夫か、京都?」と言いたくなる状況でした。


とはいえ、閉塞感が漂っていた東京にとっては、雰囲気を変えることには違いない勝ちある勝利。
このサッカーがいけるか否かは、次の愛媛、熊本といった相手ではっきりするのかなと思います。
完全に引いた相手に対して、「天才」たちが躍動できるのかが鍵ですね。