J.LEAGUE DIVISION2 第19節 FC東京 VS ガイナーレ鳥取(3-0)

私、今年の東京に対しては、熱い「ウノ・ゼロ」信仰を持っているのですが、それは流れの中からでは1点取れるか、取れないかの攻撃力だからだと思っているからです。
それを補完するのは、やはりセットプレーだとも思っているのですが、ここ数試合ではそのセットプレーが見事にはまっているんですよね。
この日、相手の息の根を止めたのは、秀人のゴラッソなんでしょうが、やはりポイントは、谷澤のクイックスタートからの先制点だったと思います。
試合の前半を見る限り、1点差勝負と言われてもおかしくありませんでしたが、東京の選手たちは焦らず、したたかにゴールを奪ってくれました。
別に流れの中からゴールを奪えなければ、奪う必要なんてないわけで。
ただ、最初からセットプレーしかないと相手も消耗しないので、ゴールを狙い続けなきゃいけない。
でもゴールを奪うのはセットプレーという、この微妙な匙加減をチーム全体で実践しているような気がしています。


ここ5試合で、チームのバランスは出来上がってきたように思います。
難敵と思われた、熊本と徳島に競り勝ち、比較的組し易いと思われる、水戸、岡山、鳥取に連勝できたことで、確実にチームは自信を持てるようになってきたと思います。
勝ちが、次の勝ちを呼び込む、好循環。
このサイクルの中で、セザー、草民、秀人が計算できる戦力となったことも、チームにとっては大きなプラスです。
ただ、この好循環がいつまでも続くわけではないでしょうし、栃木や千葉といったトップチームと対戦した時に、どうかという点は気になります。
そんな状況でこそ、セットプレーからのゴールで「ウノ・ゼロ」が効果を発揮するのではないかと思います。